淡々としたアニメ

デジタルテレビ導入後、初めて「kanon」を見た。 何か、キョンみたいな主人公が、みくるちゃんのちっちゃい娘を看病していたり、ぶつくさ言ったり…顔も声も、キョンのまんまじゃん、主人公。 ゲームにはビジュアルが全然無かった主人公が、よりによってキョンって… 
 本編は、アニメらしい大仰な表現とか、凝ったレイアウトとかは無く、平坦なカメラアングルに、淡々と重い口調のドラマが進む。 ナニこれ。アニメでやるにはひと手間掛かっているとは思うが、画的には面白味無い話だなあ〜 コレが、信者が大騒ぎする「京アニクオリティ」って奴か?  
 まぁ、ドラマ仕立てが大げさでなく(基本はおそろしく大袈裟なファンタジーよ)淡々としている事が、そのまま冷酷な出来事として、ドラマを進めている…とは思うが、それにしても映像的な部分では、あんまり凝ってない…手抜きっぽい感じすらある。 実写の昼ドラ並に画作りが平凡。 平凡な画で、アニメキャラを演技させるのが、逆にとても手間なのは、良く考えると判るが、普通に観る人は気付かんだろうし、そんな所でハードル高くする意味は無いかな。 も少しドラマチックな絵にしてもエェのでは?

 「いたる絵」に関しては期待ほどでは無かった。 全然普通の顔であった。カノソ番宣カットのいたる絵アレンジの絵が、サギかと思うくらいに。
 前にやってた「フルメタルパニックTSR」が、画はともかく、観ていてクソつまらなかったけど、案外こんな程度かもね。 昨日のは、偶々つまんないローテーションスタッフの回だったのかも知れぬが。 
 しかし今時、國府田マリ子がヒロインのアニメが在るなんてね。 10年以上前のヒロイン役者だろ。 人妻だし。 TBS系局なのに、DVD販売がポニーキャニオンなのは、ちょっと不思議。