告別式に行った

画家の梶田達二先生が亡くなり月曜日に案内を受けとっていたが、昨日は夕方からお通夜、そっちはご家族や仕事関係が多いので忙しいだろう思いあえて行かず、今日の午前から始まる告別式に参列してきた。 場所は練馬高野台駅近くの催事場。家族親戚で30名くらい。一般参加は数十人…出棺までにはもう少し増えたかな? 受付でカード書いて御霊前を渡す。無宗派葬儀なのでお坊さんとかは居なかった。奥様とご挨拶した後はちゃんと静かに参列しましたよ。 一般での有名人の参列は…画家の伊藤展安先生とテレ朝のプラモで有名な元アナウンサーの方とか。 あとは普通に近所の方とかお仕事関係でしょう。 先生の為に歌を歌ったり、棺に花を置いたりしてから出棺を見送って斎場を後にし、喪服でうろついたりメシ喰うのも難なので(レザボア・ドッグスじゃあるまい)直帰しました。 ウルトラシリーズ主題歌のメドレーをメドレーを時々流していたが、スペクトルマンやCウルトラも混じっていたわ。まぁ、先生はそれも描いていましたけどね。でも「宇宙猿人ゴリなのだ」が流れると微妙な顔をせざる得なかった「ラーよ攻撃の時が来た」だもんなぁ。
 
 去年の11月にお電話もらった時がまだ入院中で、胃を摘出してもうすぐ退院と言うお話されていた。 胃がんの生存率は…いろいろあるみたいですが、その後も体調がよろしくなくて夏の池袋にも来ていなかった。その後のコミケ新刊を郵送した後の話で「体調は良くないんだけど、入院すると絵が描けないから出来る限り家で絵を描くよ」と言われたのが9月頭頃だったから、今思えばその頃から先生には覚悟があったのだろう。 ニュースサイトでは胃がんと書かれていたが、既に胃は摘出されてるわけで、肝臓への転移悪化で亡くなられた様である。ちゃんと聞いて無いので断言できませんが。

 梶田先生級の巨人が今後マスコミイラスト界隈で現れることは、日本の産業と娯楽の構造からして二度と生まれる事は無いわけで、そう考えると今後のプラモや玩具のパッケージデザインが途端に面白く無い物に思えてきた…(´・ω・`)
先生には「昔の雑誌原画とか見せて下さい」と頼んでは居たが、入院後の事もあって私によって先生の時間を浪費させるよりは、絵を描いてもらったほうがナンボかマシだろうし、体調が回復したらまた機会を作ってもらえばと思っていたけど、こんなことになるなら、お顔を拝見するだけでもしてれば良かったわ。電車1本の所だったんだから。
先生ありがとう。そして安らかに。