14日イギリス戦車デー

バレンタイン戦車といえば、ジョンブル魂溢れるヘボ戦車。
ASIN:B0006JAAEQ 
 戦車と言う武器を発明したのはイギリス軍だったが、第二次大戦での戦車開発は「巡航戦車」「歩兵戦車」などと言う、明後日の方向を向いたカテゴリーの戦車を次々に開発しては、対戦車ではあまり役に立たなくて、米軍から戦車を供与してその場を何とかしのいだ。
「歩兵戦車」とは、分厚い装甲で随伴する歩兵を守る役目を種とする戦車。代表は「チャーチル歩兵戦車」がある。 しかし歩兵の盾になっても、40ミリの主砲で、どう反撃するのか?どうせタイガー戦車なんか、滅多に出ないからシカトする戦法なの?…逃げるにしても、コイツの速度は鈍亀。どーするの? 一方の「巡航戦車」は足回りと信頼性が売り。その分装甲の薄さは涙物。 主砲もイマイチ…イギリス軍ガンガレ。
 攻守のバランスの取れた傑作戦車「チーフテン」が投入されたのは、殆ど終戦だった… そんなコンセプトの良く解らない戦車の1つが「ヴィッカース・バレンタイン歩兵戦車」です。  バレンタイ戦車自体の設計は、大戦前だったようで、車体の割りに貧弱な主砲や、リベット打ちの車体など古臭さが見えるが、ジーゼルエンジンの信頼性は高く、終戦まで生産されたそうです。 戦車戦には使え無くても、需要はあったのか、或いはこんな物でも、戦地に投入せざるを得なかったのか。 戦争って嫌だね。