こんなセリフだった? 眠狂四郎。 夜の映画は酷かったが、昼と19時にやってた雷蔵主演のこの映画は、例によって面白かった。プログラムピクチャーの醍醐味と言うか、大映監督のカラー。どこか重い画を据えて撮った画面とそれ生かすコントラスト。 構図の絵としてのシャープさなどは、今日日のやたらカメラフレームがグラグラするのを「スピード感」と勘違いしているビデオ映画とは別次元。 ま、主演の格が別次元だけど、大部屋俳優たちも、良い味だしてるなぁ。今の大部屋格の役者って、チンピラヤクザは出来るけど…それ以外のは?もう、40年前の俳優層が羨ましいわ。
「ころびバテレン」「操を頂戴する」「痩せ浪人」…日常まね出来ないイカスセリフがいっぱいで痺れるぜ。 クソみたいな最新作なんか要らない。 旧作の持つ、その揺ぎ無い完成度を超える映画が出そうに無い邦画なんか、滅んでも仕方ない。
- 映画観たあとで、泣いてる奴にコメント取るCMとか、死ねばいいのに