棺桶が到着

12日から親父の遺体は、家の布団に寝かせ、大量のドライアイスを葬儀屋が毎日取り替えて保っているわけだが、目の周りが窪み、ほほがコケて頭骨の形がくっきりしてくる。目や口が開いていたのが、閉じて来てた。 午後2時に棺桶が届く。ふた上と左右に彫刻があるやつ。 設置と移乗にはけっこう人手と手間が掛かる。 衣装を着せたり、愛用品や写真をそえたりの作業をする。 手や足に何か履かせて、それをその場家族と親戚がヒモを縦結びに閉める。 50円玉を入れる段階になって、皆が50円もってなくてあたふたする。

隣の伯父さんに教えるか教えないか。 母は「あのおじさん、帰宅は11時頃だし、きっと泣くから嫌だわ」とか言ってたが、やっぱり昔は親しくしていたし、電話した。 やはりおじさんは泣き泣きしながら長居していた。 おじさんの奥さんは、もう長いこと入院していて、殆ど意識無い状態で、毎日おじさんが世話している。 廻りに楽しい話題がないなぁ〜だからオバハン達が「結婚しなー」言うのね。 無理だって、俺ヒッキーだし。

 午後、お坊様の一人が、枕経と言うのをやりに、いらしゃった。車運転して一人で。 恰幅良い体格で、年は俺らくらいかな? 汗を拭き拭きお経を読んでくれました。 お茶をだしたけど、冷たい物の方が良かったかと思った。

 昨日届いた長野の名物「おやき」を食べる。 沖縄で親父が仕事していた会社の息子・娘さんがこっちに来ることが決まった。 その滞在ホテルは、葬儀屋が市内のビジネスホテルを取ってくれた。 
 葬儀一切の飲み物類は、先日の近所の酒屋経由で出す事になり、使った分を貸し売りで支払う事に。 献花台に出す名前のメンツや順番とか、決めることが細かくある。 私は参加するのは避けた。よけい混乱しそうだから。

 そう言えば母が「11日で病院駅までの定期が切れたの。窓口閉まっていたから作らなかったけど、良いタイミングだった。きっと教えてくれたのね」だってさ。ポジティブ思考と言って良いのかな…定期券は自動券売機でも継続・新規両方出来るんdなけどね。