友人たち３人で観てきました。 「全米が泣いた」のキャッチフレーズに惹かれて、大泉は東映のお膝元で。 観るまでは「ショボイ映画をショボイ空間で観て、ガッカリする」のを承知で。 劇場自体は、そのステージは小さいが、椅子はマァマァ。スクリーンは大きくて、最近のシネコンなので、ちゃんとしている。 ま、それよりは内容なんですが…脚本家出て来いｺﾞﾗｧ！いや、怒りより、構成が雑でクラクラします。 それを考えさせない程に、画面に引き込まれれば良いのだが、そこまで面白く無い。
『女の取り合いで争うライダー』超人痴話喧嘩です。 超人言っても、スーパージャンプしたり、新幹線より早いとか、鉄パイプをグンニャリ曲げるとか、判りやすくないです。 と言うか、あまり超人性が見えません。 初代ライダーは偉大だな。やっぱビジュアル面で。 気前良いよな、立花のおやっさん。高級バイクをタダでくれるんだから。本郷は彼の愛人か？ それは勘繰り杉。
ウエンツ瑛士の出番が中盤に長々あって、これがねちっこくて「何時まで続くんだ〜？」になってタルイ。 『ウェツン人気あるから、出演したら女も見に来るだろう』な意図がミエミエ。彼のエピソード（そもそも映画に別エピソードはいてって良いのか？）が丸々無くても平気。 ストーカー本郷。本郷が恋人を殺したと疑っているのに、警察に言ってないヒロインの謎。新聞記事になるような事件だったのに。 例によってありえない台詞を喋り捲る、ホスト系ライダーの２号。車停めてシャンパン注いで…飲酒運転か？それともお子様シャンパンか？
デザインは出淵らしく、パクリ系スタイル。同人でありそうなアレンジ。パンフレット掲載のデザイン画が、相変わらずきたねぇ絵で、いい仕事してますな（ｗ 低予算ゆえかＶＦＸカット少ない。コブラのワイヤーを消せないくらいに少ない（単なるミス）。 前フリ無しに２号のバイク登場…戦闘員とのバイクアクションもつまんかかった。 気になったのがヒロインの演技が固過ぎ。
あと、傑作なのが改造手術。 麻酔無しで極太ドリルを脳天に刺すのが手順。 そんなのしたら死んでしまいますがな。それも服着たままだったし。
とにかく観ていてストーリーに突っ込みたくて仕方なくなるが、映画館なので騒ぐわけにも行かず。 数ヵ月後にぜひ、ビデオ借りて見てゲラゲラ笑って見るのを勧める。俺もそーする。 よかったところ・画は奇麗です。カメラと演出の腕ですかね。それでもフォローしきれない程、おかしい点が多くてね。 いや、褒めるって難しい。東映はこの「仮面ライダー THE FIRST」で、デビルマンに続く伝説を作っちまったかな。 みんな「どーするコレ？」みたいな感想を抱きつつ、ラーメン食べて（おいしかったよ）解散。
- お得情報：大泉では、ツタヤのメンバーカード・セゾンカードを持っていると、２００円引きになります。
- 映画での本郷猛の研究の元ネタ本
トンデモ本の誉れ高い名（迷）著です。 水は答えを知っている 2―結晶が奏でる癒しと祈りのメロディ江本 勝 (著)もう、笑いこらえるのに必死でした。
