戦隊浪漫派

 戦隊物を多く撮った長石監督のロマン趣味が最も溢れた作品。 特にエンディングのロング気味の絵や、お花越に撮影したアクション場面とか、個人的にはあのEDは傑作だと思っている。ヒーローのデザインもシャープで良い。
 ま、欠点もあって、初回のロボのスーツ絡みの場面。ロボ対怪獣が特撮班の撮影が無くなってたり、都市破壊シーンの新撮も無かったり。 変身や必殺技のバンクも本編撮影と、規模縮小を感じる… 話しの軸もロマンス絡みなので、もう20過ぎてた私にはOKでしたが、コレがお子様受けはどうだったのやら。 
 ロボ戦がすこぶる良くなるのは6話からなので、以前までの戦隊ロボ戦と見比べて欲しい。

 この「お花越に撮影した」場面は助監督時代の作品でも多く観られる。キカイダーイナズマンを注意深く視聴して探してみよう。

  • パイラ人

 これが岡本太郎デザインなのは有名過ぎる話ですね。
 今、放送している「宇宙人東京に現る」。まともに観たのは10代の頃の文芸座以来だなぁ。 円盤基地内でのパイラ人のやりとりの色々「君の犠牲的精神はパイラ歴史に残る」「地球に入っては地球に従え」など、ケッサクー。 昔の映画なので色調が独特なカラー。室内セットの大掛かりな所とか、何気なく映る昔の日本風景は良いなぁ。撮影当時は何も考えずに写したとは思うが。